アカデミー賞授賞式

 

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昨日のアカデミー賞作品賞は『バラサイト』だった。アジア映画はとれないと思っていたのでびっくりだ。また、監督賞授賞後のポン・ジュノ監督のスピーチが素晴らしかった。ノミネートされていた巨匠達をリスペクトし、自分ではなく彼らにもスポットライトが当たるようなスピーチだった。彼の人間性なのだろうか。この監督の作品なら、『アジア映画が作品賞をとるなんて』なんていう人はいないだろう。アジア映画作品賞なんて快挙だ。

録画してたアカデミー賞授賞式を何となく飛ばしながら見ていたら、アカデミー賞授賞式にエミネムがサプライズ出演した。ん?まさか、と思って巻き戻して確認したら本物だった。2003年、ラップが流行っていて、エミネムは白人のラッパーとして注目を集めていた…と思う。「ルース・ユアセルフ」は『8Mile 』という映画で流れていた曲だ。懐かしくてググってみた。彼は薬物依存症で、薬を止めて11年で記念のメタルを貰った写真がTwitterにあがっていた。依存症の自助グループでは、依存をやめられた期間をお祝いしてメダルが渡される。ご存じだろうか?日本では考えられないが、海外ドラマはストーリーの中で、色んな依存を持っている人にスポットをあてている。回復のために自助グループに通いながら、必死で生きようとする姿をさりげなく映している。アルコール、薬物、ギャンブル。日本のお国柄なのか、問題を抱えている家族や友人がいても『私には関係ない』と理解を示さない場合が多い。というより、手を差し伸べる術がわからないのだろう。私も、今話題となっているゲーム依存症についてはよくわからない。ただ、子供がゲーム依存かも…と苦しんでいる人が周りにいて、どうしたらよいのか…もどかしい思いをしている。早く道筋が見えるとよいのだが。

芸能人の覚醒剤が話題になると治療施設が話題になるが、恐らく『芸能人のことで関係ないこと』…になっていることだろう。治療施設の先には、依存をやめ続ける為の自助グループがあることはあまり知られていない。誰もが完璧な人間ではない。だから皆、転びなががらも必死でいきている。

エミネムって誰かしら?ってググってみた人が、色んなことに興味を持ってくれることを願っている。